日本管打楽器コンクール

このコンクールは、管楽器および打楽器の各分野から、国際的視野に立ち有能なソリストを発掘し、優秀な人材の育成およびこのジャンルの啓発を目的とするものです。

2009年 第26回日本管打楽器コンクール 報告

開催日程・場所
2009年11月04日(水)~11月21日(土)
(会場:バリオホール)


フルート部門
◆第一次予選
<課題曲>
A審査
Arthur Honegger:Danse de la Chevre pour flute solo [出版社:指定なし]

「注意事項」
暗譜で演奏のこと。また、第一次予選A審査はブラインド審査とする。
演奏順は、10名のグループごとに抽選により決定する。

B審査
①J.S.Bach:3rd movement“Sarabande”from Partita a-minor for Flute solo BWV lO13 [出版社:指定なし]
※繰り返しはしない。
②Eugene Bozza:No.2 from Fourteen Etudes-Arabesque [出版社:指定なし]
※piu vivaceはBを選択する。

「注意事項」
課題曲①、②の順で演奏する。

◆第二次予選
<課題曲>
1.W.A.Mozart:2nd.Movement from Concerto in G-Major for Flute and Orchestra K313 [出版社:指定なし]                                          
2.T.Yoshimatsu:1.Bird-Phobia and 3.Twitter Machine from Digital Bird Suite for Flute and Piano Op.15 [出版社:音楽之友社]
                                      
<自由曲>
3.他のどの課題曲とも重複しないフルートのための任意の曲
※課題曲と自由曲の合計が20分以内であること
※所要時間内であれば曲数の指定はしない。
※曲順は課題曲1.2.自由曲3.の順序で演奏すること。
※自由曲は無伴奏でもよいが伴奏がある場合はピアノのみとする。
※時間を超過した場合は途中で止めることもあるが、評価には影響しない。
※どの曲も版の指定はしない。

「注意事項」
課題曲1は、暗譜で演奏のこと。

◆本 選
<課題曲>
Andre Jolivet:Concerto pour flute et Orchestra [出版社:指定なし]

「注意事項」
全楽章を暗譜で演奏する。
本選での伴奏はピアノで演奏する。

ホルン部門
◆第一次予選
<課題曲>
Franz Strauss:Konzert fur FrenchHorn und Orchester op.8より第1楽章 [出版社:指定なし]
(第32小節目よりスタート、第143小節目の1拍目までとする。)

「注意事項」
暗譜で演奏のこと。また、第一次予選はブラインド審査とする。
演奏順は、10名のグループごとに抽選により決定する。

◆第二次予選
<課題曲>
Eugene Bozza:En Foret [出版社:指定なし]

<選択曲>
①Gioachino Rossini:Prelude theme et Variations [出版社:指定なし]
②Robert Schumann:Adagio und Allegro As-dur op.70 [出版社:指定なし]
③Volker David Kirchner:Tre Poemi Per Corno e Pianoforte [出版社:指定なし]
④Hans Erich Apostel:Sonatine op.39b 全楽章 [出版社:指定なし]
⑤Malcolm Arnold:Fantasy for Horn op.88 [出版社:指定なし]
⑥Carl Maria von Weber:Concertino e-moll op.45 [出版社:指定なし]

「注意事項」
暗譜で演奏のこと。また、演奏順は、課題曲→選択曲です。

◆本 選
<課題曲> 
Richard Strauss:Horn Konzert No.2 Es-dur [出版社:Leduc]

「注意事項」
暗譜で演奏のこと。

トロンボーン部門
◆第一次予選
<課題曲>
Tenor Trombone:
F.David:Concertino in Eb [出版社:Zimmermann]

Bass Trombone:
F.David:Concertino in Bb [出版社:Zimmermann]

「注意事項」
Tenor/Bass共にAの4小節前(38小節目)よりスタートし、Dの頭まで演奏すること。
演奏順は、10名のグループごとに抽選により決定する。

◆第二次予選
Tenor Trombone:
<課題曲>
J.S.Bach:無伴奏チェロ組曲より組曲 第1番Courante [出版社:Leduc]

<選択曲>
①R.Boutry:Capriccio [出版社:Leduc]
②E.Bozza:Ballade [出版社:Leduc]

Bass Trombone:
<課題曲>
J.S.Bach:無伴奏チェロ組曲より組曲第1番Courante [出版社:Leduc]

<選択曲>
①E.Bozza:New Orleans [出版社:Leduc]
②T.Ritter George:Concerto [出版社:Accura Music]

◆本 選
<課題曲>
Tenor Trombone:
H.Tomasi:Concerto [出版社:Leduc]

Bass Trombone:
V.Nelhybel:Concerto [出版社:Southern Music com]

「注意事項」
第一次、第二次予選、本選共に暗譜で演奏のこと。また、第一次予選審査は、ブラインド審査とする。

ユーフォニアム部門
◆第一次予選
<課題曲>
Joseph Horovitz:Euphonium Concertoより第1楽章 [出版社:Novello]

「注意事項」
第一次予選はブラインド審査とする。
演奏順は、10名のグループごとに抽選により決定する。

◆第二次予選
<課題曲>
Johann Sebastian Bach:Suite N0.1 for Unaccompanied Cello in Gmajor,BWVlO07より [出版社:指定なし]
Prelude,Courante,Gigue         
※Couranteは、リピート無し、Gigueは、リピートして演奏のこと。
※原調で演奏のこと。

<選択曲>
①Eduardo Boccalari:Fantasia di Concerto [出版社:Tuba-Euphonium Press]
②Derek Bourgeois:Euphoria [出版社:Vanderbeek]
③Roger Boutry:Mosalque [出版社:Gerard Billaudot]
④Arthur Butterworth:Partita,Op.89 [出版社:Vanderbeek]
⑤David Gillmgham:Vintage [出版社:Tuba-Euphonium Press]
⑥Gordon Jacob:Fantasia [出版社:Boosey&Hawkes]
⑦Amilcare Ponchielli:Concerto per Flicorno Basso [出版社:Tuba-Euphonium Press]
 Concert for Euphonium(どちらの版も任意、使用可) [出版社:M.Reift]
※課題曲、自由曲の順で演奏のこと。

◆本 選
<課題曲>
Jan.Bach:Concert Variations for euphonium and piano [出版社:Tuba-Euphonium Press]
※特別演奏会ではオーケストラ伴奏版で演奏する。
※予選、本選、特別演奏会のすべての演奏を暗譜とします。

表彰式及び特別大賞演奏会

日 時:2009年11月24日(火)
会 場:文京シビックホール 大ホール(東京都文京区春日1-16-21)
指 揮:曽我 大介  
演 奏:東京ニューシティ管弦楽団
出演者:
フルート部門    第1位  竹山 愛
ホルン部門     第1位  日橋 辰朗
トロンボーン部門  第1位  玉木 優  
ユーフォニアム部門 第1位  鎌田 裕子

演奏会結果
〇「文部科学大臣奨励賞」・「東京都知事賞」・「審査員特別賞」
ホルン部門 日橋 辰朗

本選結果

フルート部門
第1位 竹山 愛   第2位 濱崎 麻里子  第3位 野津 雄太
第4位 松崎 ゆり  第5位 白石 法久

ホルン部門
第1位 日橋 辰朗  第2位 濵地 宗    第3位 氏家 亮
第4位 木村 俊介  第5位 棄権

トロンボーン部門
第1位 玉木 優   第2位 中野 耕太郎  第3位 山口 隼士
第4位 田中 裕香  第5位 越智 大輔

ユーフォニアム部門
第1位 鎌田 裕子  第2位 小久保 まい  第3位 新井 秀昇
第4位 大山 智   第5位 齋藤 由美子

日本管打楽器コンクールこれまでの受賞一覧

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1998年 第15回 日本管打楽器コンクール 報告
1997年 第14回 日本管打楽器コンクール 報告
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