このコンクールは、管楽器および打楽器の各分野から、国際的視野に立ち有能なソリストを発掘し、優秀な人材の育成およびこのジャンルの啓発を目的とするものです。
1989年 第6回 日本管打楽器コンクール 報告
開催日程・場所
1989年11月16日(木)~11月26日(日)
(会場:バリオホール)
クラリネット部門
◆第一次予選
<課題曲>
I.Stravinsky:Three Pieces(指定通りの楽器で演奏のこと)
◆第二次予選
<課題曲>
下記のA群・B群より各1曲を選択し、演奏のこと。
A群:
J.Brahms:Sonate f-moll Op.120-1 第1楽章
J.Brahms:Sonate Es-dur Op.120-2 第1楽章
B群:
C.Debussy:Premiere Rapsodie
F.Poulenc:Sonata
Ch-M Widor:Introductions et Rondo
J.Francaix:Tema con Variazioni
◆本 選
W.A.Mozart:Konzert A-dur Kv.622
「注意事項」
1.本選課題曲は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選の演奏順序はA群-B群の順とし、演奏時間は合計20分以内とする。
(20分を越えた場合は演奏を中止することがある)
3.使用楽譜についての版の指定は無し。
4.第一次・二次予選・本選とも審査はすべてオープンで実施する。(審査員席の前にカーテン無し)
ファゴット部門
<課題曲>
A.Jolivet:Concerto pour Basson 第2楽章 [出版社:Heugel]
(冒頭より開始、Bassonは④の頭Fの音をフェルマータにして終わり、伴奏は④に入らないで終了。続く④から⑨の終わりまでをカットし、⑩のB-Fugato♩=112より再び開始、最後まで演奏して終わる。但しBassonの⑩から3小節間続くDの音は演奏しない。)
◆第二次予選
<課題曲>
(下記3曲を演奏する。)
G.Jacob:Partita ※無伴奏 [出版社:Oxford Univ.]
J-F.Zbinden:Ballade fur Fagotto mit Klavier [出版社:Breitkopf]
A.Vivaldi:Bassoon Concerto E♭major 第1・2楽章のみ [出版社:G.Schirmer FⅢ No.27]
◆本 選
W.A.Mozart:Konzert fur Fagott K.191 [出版社:指定なし]
(全楽章を演奏、カデンツは自由)
「注意事項」
1.本選課題曲は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選課題曲の演奏順序は自由。
3.第一次・二次予選・本選とも審査はすべてオープンで実施する。
(審査員席の前にカーテン無し。)
ユーフォニアム部門
◆第一次予選
<課題曲>
J.Ed.Barat:Andante et Allegro [出版社:Alphonse Leduc]
(アンダンテの部分を演奏した後、79小節間をカットしTempo Iの4小節目より再び開始、最後まで演奏のこと。アンダンテ第20小節・3拍目の4分音符はEis(E#)とする。)
◆第二次予選
<課題曲>
J.Klengel:Concertino 第1楽章 [出版社:指定なし]
<選択曲>
(下記6曲のうち1曲を選択し演奏のこと。)
G.Jacob:Fantasia [出版社:Boosey&Hawkes]
J.Takacs:Sonate Op.59 [出版社:Sidemton Verlag]
W.Ross:Partita 第2・3楽章のみ。 [出版社:Boosey&Hawkes]
A.Vivaldi:Sonata No.1 第1・2楽章のみ [出版社:指定なし]
A.Guilmant:Morceau Symphonique [出版社:Belwin Mills]
A.Capuzzi:Andante and Rondo [出版社:Hinrichsen Edition]
◆本 選
Ed.Boccalari:Fantasia di Concerto [出版社:Karl Fisher]
「注意事項」
1.第二次予選及び本選は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選は課題曲~選択曲の順序で演奏すること。
3.第一次・二次予選・本選とも審査はすべてオープンで実施する。
(審査員席の前にカーテン無し。)
テューバ部門
◆第一次予選
<課題曲>
A.Frackenpohl:Concertino for Tuba and String Orchestra(Version for Tuba and Piano)全楽章
(第3楽章については51小節目まで演奏した後、続く31小節間をカットし、82小節目に飛ぶこと。) [出版社:Robert King Music for Brass No.814]
◆第二次予選
<課題曲>
V.Persichetti:Serenade No.12 for solo TubaよりI、Ⅲ、Ⅵ ※無伴奏 [出版社:Elkan-Vogel Inc.]
<選択曲>
(下記4曲のうち、1曲を選択し、演奏のこと。)
D.Gabrieli:Ricercar for solo Tuba(transcribed by R.Winston Morris)※無伴奏
(テンポは以下を参照のこと。Grave=♩40~60、Allegro=♩70~84) [出版社:Shawnee Press Inc.]
F.Strauss:Thema und Variationen fur Horn und Klavier Op.13 [出版社:Zimmermann]
(全て繰り返しなし。実音はホルンよりオクターブ下の音域となる。ホルンパート譜はin F
H.Stevens:Sonatina for Trombone or Tuba and Piano 全楽章 (ソロパートはTuba用の楽譜を使用のこと) [出版社:Peer International Co.]
P.Hindemith:Sonate fur Basstuba und Klavier 全楽章
(第3楽章についてはカデンツアの終わりまで、つまり86小節まで演奏のこと。) [出版社:Schott]
◆本 選
R.V.Williams:Concerto for BassTuba and Orchestra 全楽章 [出版社:指定なし]
「注意事項」
1.本選は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選の課題曲・選択曲の演奏順序は自由。
3.第一次予選の審査はブラインドで実施する。(審査員席の前にカーテン有り。)
4.第二次予選・本選の審査はオープンで実施する。(審査員席の前にカーテン無し。)
1989年11月16日(木)~11月26日(日)
(会場:バリオホール)
クラリネット部門
◆第一次予選
<課題曲>
I.Stravinsky:Three Pieces(指定通りの楽器で演奏のこと)
◆第二次予選
<課題曲>
下記のA群・B群より各1曲を選択し、演奏のこと。
A群:
J.Brahms:Sonate f-moll Op.120-1 第1楽章
J.Brahms:Sonate Es-dur Op.120-2 第1楽章
B群:
C.Debussy:Premiere Rapsodie
F.Poulenc:Sonata
Ch-M Widor:Introductions et Rondo
J.Francaix:Tema con Variazioni
◆本 選
W.A.Mozart:Konzert A-dur Kv.622
「注意事項」
1.本選課題曲は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選の演奏順序はA群-B群の順とし、演奏時間は合計20分以内とする。
(20分を越えた場合は演奏を中止することがある)
3.使用楽譜についての版の指定は無し。
4.第一次・二次予選・本選とも審査はすべてオープンで実施する。(審査員席の前にカーテン無し)
ファゴット部門
<課題曲>
A.Jolivet:Concerto pour Basson 第2楽章 [出版社:Heugel]
(冒頭より開始、Bassonは④の頭Fの音をフェルマータにして終わり、伴奏は④に入らないで終了。続く④から⑨の終わりまでをカットし、⑩のB-Fugato♩=112より再び開始、最後まで演奏して終わる。但しBassonの⑩から3小節間続くDの音は演奏しない。)
◆第二次予選
<課題曲>
(下記3曲を演奏する。)
G.Jacob:Partita ※無伴奏 [出版社:Oxford Univ.]
J-F.Zbinden:Ballade fur Fagotto mit Klavier [出版社:Breitkopf]
A.Vivaldi:Bassoon Concerto E♭major 第1・2楽章のみ [出版社:G.Schirmer FⅢ No.27]
◆本 選
W.A.Mozart:Konzert fur Fagott K.191 [出版社:指定なし]
(全楽章を演奏、カデンツは自由)
「注意事項」
1.本選課題曲は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選課題曲の演奏順序は自由。
3.第一次・二次予選・本選とも審査はすべてオープンで実施する。
(審査員席の前にカーテン無し。)
ユーフォニアム部門
◆第一次予選
<課題曲>
J.Ed.Barat:Andante et Allegro [出版社:Alphonse Leduc]
(アンダンテの部分を演奏した後、79小節間をカットしTempo Iの4小節目より再び開始、最後まで演奏のこと。アンダンテ第20小節・3拍目の4分音符はEis(E#)とする。)
◆第二次予選
<課題曲>
J.Klengel:Concertino 第1楽章 [出版社:指定なし]
<選択曲>
(下記6曲のうち1曲を選択し演奏のこと。)
G.Jacob:Fantasia [出版社:Boosey&Hawkes]
J.Takacs:Sonate Op.59 [出版社:Sidemton Verlag]
W.Ross:Partita 第2・3楽章のみ。 [出版社:Boosey&Hawkes]
A.Vivaldi:Sonata No.1 第1・2楽章のみ [出版社:指定なし]
A.Guilmant:Morceau Symphonique [出版社:Belwin Mills]
A.Capuzzi:Andante and Rondo [出版社:Hinrichsen Edition]
◆本 選
Ed.Boccalari:Fantasia di Concerto [出版社:Karl Fisher]
「注意事項」
1.第二次予選及び本選は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選は課題曲~選択曲の順序で演奏すること。
3.第一次・二次予選・本選とも審査はすべてオープンで実施する。
(審査員席の前にカーテン無し。)
テューバ部門
◆第一次予選
<課題曲>
A.Frackenpohl:Concertino for Tuba and String Orchestra(Version for Tuba and Piano)全楽章
(第3楽章については51小節目まで演奏した後、続く31小節間をカットし、82小節目に飛ぶこと。) [出版社:Robert King Music for Brass No.814]
◆第二次予選
<課題曲>
V.Persichetti:Serenade No.12 for solo TubaよりI、Ⅲ、Ⅵ ※無伴奏 [出版社:Elkan-Vogel Inc.]
<選択曲>
(下記4曲のうち、1曲を選択し、演奏のこと。)
D.Gabrieli:Ricercar for solo Tuba(transcribed by R.Winston Morris)※無伴奏
(テンポは以下を参照のこと。Grave=♩40~60、Allegro=♩70~84) [出版社:Shawnee Press Inc.]
F.Strauss:Thema und Variationen fur Horn und Klavier Op.13 [出版社:Zimmermann]
(全て繰り返しなし。実音はホルンよりオクターブ下の音域となる。ホルンパート譜はin F
H.Stevens:Sonatina for Trombone or Tuba and Piano 全楽章 (ソロパートはTuba用の楽譜を使用のこと) [出版社:Peer International Co.]
P.Hindemith:Sonate fur Basstuba und Klavier 全楽章
(第3楽章についてはカデンツアの終わりまで、つまり86小節まで演奏のこと。) [出版社:Schott]
◆本 選
R.V.Williams:Concerto for BassTuba and Orchestra 全楽章 [出版社:指定なし]
「注意事項」
1.本選は暗譜で演奏のこと。
2.第二次予選の課題曲・選択曲の演奏順序は自由。
3.第一次予選の審査はブラインドで実施する。(審査員席の前にカーテン有り。)
4.第二次予選・本選の審査はオープンで実施する。(審査員席の前にカーテン無し。)
表彰式及び特別大賞演奏会
日 時:1989年11月28日(火)
会 場:日比谷公会堂
指 揮:朝比奈 千足
演 奏:東京交響楽団
出演者:
クラリネット部門 第1位 黒尾 文恵
ファゴット部門 第1位 岡本 正之
ユーフォニアム部門 第1位 露木 薫
テューバ部門 第1位 荻野 晋
演奏会結果
○「大賞授賞者」
ファゴット部門 岡本 正之
会 場:日比谷公会堂
指 揮:朝比奈 千足
演 奏:東京交響楽団
出演者:
クラリネット部門 第1位 黒尾 文恵
ファゴット部門 第1位 岡本 正之
ユーフォニアム部門 第1位 露木 薫
テューバ部門 第1位 荻野 晋
演奏会結果
○「大賞授賞者」
ファゴット部門 岡本 正之
本選結果
クラリネット部門
第1位 黒尾 文恵 第2位 万行 千秋 第2位 大浦 綾子
入 選 西尾 郁子 入 選 野田 祐介 入 選 日向 秀司
ファゴット部門
第1位 岡本 正之 第2位 J.F.DUQUESNOY 第3位 吉田 將
入 選 鈴木 一志 入 選 福井 蔵
ユーフォニアム部門
第1位 露木 薫 第2位 深石 宗太郎 第3位 福田 昌範
入 選 荒木 玉緒 入 選 木村 寛仁
テューバ部門
第1位 荻野 晋 第2位 岩井 英二 第3位 松下 裕幸
入 選 高濱 義一郎 入 選 M.G.GASPARINA 入 選 望月 寛隆
第1位 黒尾 文恵 第2位 万行 千秋 第2位 大浦 綾子
入 選 西尾 郁子 入 選 野田 祐介 入 選 日向 秀司
ファゴット部門
第1位 岡本 正之 第2位 J.F.DUQUESNOY 第3位 吉田 將
入 選 鈴木 一志 入 選 福井 蔵
ユーフォニアム部門
第1位 露木 薫 第2位 深石 宗太郎 第3位 福田 昌範
入 選 荒木 玉緒 入 選 木村 寛仁
テューバ部門
第1位 荻野 晋 第2位 岩井 英二 第3位 松下 裕幸
入 選 高濱 義一郎 入 選 M.G.GASPARINA 入 選 望月 寛隆